2020.10.08 新規就農も家庭菜園も!中古農機具で始めよう!
2025年に、農家の方々の大半が75歳以上になり農業従事者が激減する…というニュースが話題になっています。一方で、全国各地で新規就農者が増えているという明るいニュースもありますね。
農林水産省の資料にもあるように、49歳以下の新規就農者数は平成26年から4年連続で2万人を超えており、なかでも、農業を行う会社を立ち上げた新規参入者が増えています。
参考:農林水産省 新規就農者調査
農業をビジネスとしてとらえる動きが、若い世代で流行ってきているというのは、未来志向でうれしいですね。
【セカンド・ツール】の地元・大分県ちなみに、大分県のホームページにある「新規就農者」に関する資料でも「高齢化などにより農業経営体数は減少する一方、経営体の法人化や生産規模の拡大が進むとともに、新規就農者も増加している。」とあるように、新規就農者が増えていることを伝えています。これは農機具を扱う私どもも、頼もしさを感じます!
また、家庭菜園を楽しむ人も多くなってきています。京都の老舗のタネ屋さん、【タキイ種苗】が「野菜の日(8月31日)」を前に、発表した記事によると、コロナ禍で外出自粛期間に家庭菜園を始めた人も増えている模様。自宅に庭や畑がなく、郊外の貸し農園を利用しているという声も、耳にする今日この頃です。
店頭販売で安心!農業・家庭菜園の【農機具選び】はセカンド・ツールにおまかせください
さて、農業や家庭菜園を始めるなら、道具や機械を揃えなければ始まりません。土づくりから種まき、栽培管理、そして収穫に至るまで、機械の助けがなければ農作業はかなりハードですから!
とはいえ、決して安くはないのが農機具。まとまった資金も必要ですし、揃えるまえに挫折しそう…と、二の足を踏んでいる人もいるのでは?
そんな方々のお役に立ちたい!のが私たち【セカンド・ツール】です!
新品には手が出せなくても、中古品なら比較的安いお値段で購入が可能。当店では、正規品をきちんとしたルートで買い取り、すみずみまで丁寧にメンテナンスして店頭販売しています。
つまり、ご自分の目でしっかりと商品を確かめてからご購入いただけるので、中古品とはいえとても安心だと思います。
お店にご来店いただいたお客さまから、よく「農業や家庭菜園を始めたいんですけど、何を購入すればいいですか?」というような質問をいただきます。
同じようなお悩みをお持ちの方々のために今日は、初めての中古農機具選びのコツをご紹介したいと思います!
機械選びの心得【農業を始めたい方】編
大きな圃場(ほじょう)を構えて、本格的に農業を始めたいという方なら、何はともあれまず【トラクター】を相棒にするべきでしょう。
トラクターは、エンジンを動力とする牽引車。大きな力で、大変な労力が必要な作業を人の代わりに行ってくれます。ここでは、そんな相棒選びのポイントをお伝えしていきます。
ポイント1:トラクターの選び方は「どんな作業をするのか?」で決める
トラクターは「アタッチメント」という付属品を装着することで、いくつもの役割をこなしてくれます。アタッチメントには「ロータリー」「プラウ」などそれぞれ目的の違うものがいくつもあります。
例えば・・・
- ロータリー・・・最も代表的なもの。土を耕してくれ、馬力に応じて選べます。
- 肥やし撒き機…肥料を均等に撒いてくれます。
- プラウ…土を深くひっくり返すように耕すときに使えます。
- スキ…圃場の土をひっくり返すときに便利です。
- マルチ引き…「マルチ」というビニールを張ることができます。
- フレールモア…草刈りをしてくれます。
- 掘り取り機…地中にできた作物を収穫してくれる
- 畦(あぜ)塗り機…田んぼの畦に土を塗って固めてくれる
このようにアタッチメント類にもいろんなものがあります。
またトラクターには【2点リンク】タイプと【3点リンク】タイプがあり、それぞれ装着できるアタッチメントが違ってきますので、育てたい作物に必要な作業を確認して、どっちのタイプを購入するかが決まります。
参考までに・・・
【2点リンク】は、左右の端にある2箇所でアタッチメントを装着するタイプで、ほとんどが15馬力以下の小型のトラクターになります。
【3点リンク】は、左右と中央の3箇所でアタッチメントを装着し、さまざまなアタッチメントを装着することができます。馬力も、15馬力以上のトラクターに多いタイプです。
ポイント2:トラクターは土の性質によって馬力を選ぶ
トラクターには、10〜100馬力以上までの幅広い機種があり、四輪駆動や二輪タイプなどもあります。どれくらいの馬力を選ぶべきか、圃場となる土の性質を考慮しておくと失敗がありません。
ポイントとなるのが粘土質であるかどうか、です。粘土質の土は野菜づくりに向いていますが、土が細かいぶん雨がふると固まってしまうので、根が張りやすいようにやわらかくして、堆肥や腐葉土などを混ぜて上げる必要があります。
固いということは、トラクターに馬力がないと、歯が止まってしまいエンストを起こしてしまうのです。というわけで…
- 粘土質の場合…25〜30馬力以上
- 粘土質以外の場合…18〜30馬力以上
を目安としていれば良いかと思います。
ポイント3:トラクターはメーカーで選ぶ
トラクターを生産している国内の主なメーカーは「ヰセキ」「クボタ」「ヤンマー」の3社。セカンド・ツールで販売しているトラクターも、ほとんどがこれら3社のものです。
ヰセキ
シンプルで低価格なものから、最先端技術を搭載したものまで幅広いラインナップをもつ。人気車種は、デザインもパワーも充実の「T.Japan / TJV・TJWシリーズ」。
クボタ
10馬力から170馬力のトラクターがあり、ドラマ『下町ロケット』でも有名になった自動操舵機能を搭載したものもある。人気車種は、機能性の高い「ワールドシリーズトラクタ」。
ヤンマー
ディーゼルエンジンの小型実用化を世界で初めて成功させた老舗メーカー。近年はオートトラクター化に力を入れている。人気車種は快適な作業を可能にする「YTトラクター」。
各社ともに個性があり、色もデザインも違います。自分が重視したいポイントを決めて、直感で選ぶのも相棒選びのコツかもしれませんね。
作業内容に必要なアタッチメントや馬力、各メーカーの特徴について、詳しく知りたい方はスタッフが丁寧にご説明しますので、お気軽にお問い合わせください!
機械選びの心得【家庭菜園を始めたい方】編
家庭菜園を始めたい方にまずオススメなのは【耕うん機】です。トラクターと同じように、人の代わりにサクサクと動き、大変な農作業を効率的に進めてくれる機械で、手押しタイプの小さなトラクターと考えていただければよいかと思います。
耕うん機は土を耕し、根を張りやすいフカフカの土にしてくれるのが主な役割ですが、トラクター同様、アタッチメントを装着してさまざまな作業に役立てることもできます。
例)
- ウネ(畝)立て機…土を盛り上げて畝をつくってくれます
- 培土作業機…野菜が育ってきた頃、畝と畝の間を耕して土をやわらかくします
- マルチ張り機…畝を覆うフィルムを張ることができます
- 除草機…なんと、草刈りもお任せで、余分に生えてきた雑草を一網打尽にしてくれます
などなど、家庭菜園の頼れるマシンとなることは間違いないですね。そんな耕うん機選びのコツですが
ポイント1:耕運機は機械のタイプで選ぶ
耕うん機のタイプはおもに3つあります。
①車軸タイプ
自転車のハンドルを操作するような感覚とコンパクトさが魅力。さまざまなアタッチメントを付け替えて、場所にあった作業ができます。
②フロントロータリータイプ
いわゆる歯の部分、ロータリーがタイヤの前についていて、足元を気にせずとも進みやすくすみずみまでしっかりと耕しやすい耕うん機です。
③リアロータリータイプ
アタッチメントを取り替える必要がなく、さまざまな機能が搭載されている高性能タイプです。どのくらいのサイズを選べばいいのかはプロにお尋ねを。
ポイント2:耕運機は作業効率を重視する
耕うん機を選ぶときには、【耕幅】【パワー(馬力)】【運転持続時間】の3つに着目し、使い勝手のちょうど良さそうなものを見つけてください。
- 耕幅…これが広いほど、1度に耕せる面積が広い
- パワー…馬力が大きいほど、耕す力も大きい
- 運転持続時間…燃料で動くので、一度に作業できる時間が長いほど効率的
これら3つのスペックすべてが高レベルだと、もちろん作業はサクサク進みますが、貸し農園などに出かける場合は車に積める軽量さを重視することも大切となってきます。作業をする畑の場所や大きさや、1回の作業時間などをよく考慮して、ベストな耕うん機を見つけてくださいね。
まとめ
新しく農業を始めたいという方には【トラクター】、家庭菜園を始めたいという人には【耕うん機】の購入をオススメします。
それ以外にもセカンド・ツールの店頭には、さまざまな農機具を扱っているほか、工具などの細かなツールまで販売していますので、「中古で手軽に農機具を揃えたい」という方は、ぜひ当店にお任せください!
店頭で状態を確認して、ご購入いただけるので安心ですし、わからないことにはスタッフが丁寧にお答えします。ご来店をお待ちしております!
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