2020.10.08 大離農時代、うちの親も農業をリタイア!そのとき【農機具】はどうする?!
2025年。この年、75歳以上の後期高齢者が日本の人口の約25%を占めることになり、医療や介護の分野でさまざまな問題が起こることが想定されています。いわゆる「2025年問題」です。これは、農業界にとっても大きなターニングポイントとなると言われています。
JA(農業協同組合)の正会員のうち、70歳以上の人はすでに全体の40%超。人生100年時代とはいえ、一般企業の定年を超えた農家の方々も、「そろそろ離農を」と考える頃がやってきて、一気に農業人口が減るのです。この「大離農時代」に備えなければと、対策が急がれています。
家族経営の農業を「継がない」ときに直面すること
そもそも農家は、ほとんどが「家族経営」で成り立っています。近年の後継者不足から、【集落営農】※1や【農業法人】※2といったスタイルも増えつつありますが、これも微増という程度。まず考えなければいけないのは、家族経営で受け継がれてきた農家をどうするのか?ということです。
※1:集落営農
人口減少や後継者不足に悩む農家が、集落でチームを組織のこと。高齢で離農した農家が所有する畑を、同じ集落の若手が管理するなどして共同で農業に取り組むスタイルです。集落営農を法人化すると、助成金などを受けやすいというメリットがあります。
※2:農業法人
家族や集落で行う生産体制に頼らず、一般の企業と同じように「会社」として農業ビジネスを起業する法人のこと。近年では、特殊な栽培方法を導入するなど、ベンチャー企業として新しい挑戦を試みる企業体も増えててきています。
「代々受け継いできた土地と技術を、なんとか息子に継いでほしい」という思いもあれば、天災の多い近年の環境変化を考えると「大変な思いは自分の代で終わらせたい」という声も、高齢の農家さんから聞こえてきます。
なかには実のお子さんではなく、都会から移住してきた新規就農者に引き継ぐ例も出てきているようですね。
いずれにせよ農家という事業を継承、あるいは廃業するには、会社をたたむのと同じく
- 農地の譲渡や売却
- 農機具の譲渡や売却
- 廃業届や税務申告の準備
などなど、さまざまなことを処理しなければいけません。
もちろん、可能なら事業を継承できると良いですが、過疎が進んだ地域では、そうは上手くいかないことのほうがまだまだ多いのが現状。しかも、ご両親が体を壊して農作業が続けられなくなり、お子さん世代がバタバタと廃業の手続きをするという例も、少なくありません。
農機具の売買なら、高価買取の【セカンド・ツール】におまかせください!
そんなとき、我々セカンド・ツールにできることが【農機具の売却】に関してです。倉庫に眠っている機械まとめて全部でも、1点からでも【高価買取】させていただきます。
以前、こんなご依頼がありましたのでご紹介します。
【実例1】「まとめて査定に来てもらえますか?」
Q:大分県に住む両親が、米とシイタケを栽培する専業農家をしていますが、私は東京でIT企業に勤めており、退職後も帰郷するつもりはありません。先日、78歳になる父が農作業中に骨折して、今後、厳しい農作業ができなくなりました。これを機に廃業することになりそうなので、機械類をすべて査定していただけますか?
A:まとめて無料査定が可能です!
県外で就職した息子さん、娘さんが農業を継がない、というケースはとても多いですね。まったく別の業界に就職し、農業の知識もないという方も少なくありません。この方の場合、長期帰郷されたタイミングでお電話をいただき、大分県内ということで即日査定にお伺いさせていただきました。
ずいぶん広大な田んぼをお持ちだったようで、大型のトラクターとコンバイン、田植え機、播種機や畦塗り機など本当にたくさんの機械が揃っているうえ、お父さまが几帳面な方だったようで、保存状態は良好、手入れも行き届いた備品ばかり。
トラクターの走行距離はかなりの数字でしたが、エンジンの状態も良く全天候型のフード付き、ラジオも備わった人気の機種。2nd toolでお見積もりさせていただき、ご両親の老後の資金に役立てていただくことになりました。
あと、シイタケのホダ木を伐るチェーンソーや駒打ち用のドリルも不要ということで、こちらの小物も高価買取させていただきました。
【実例2】「倉庫に眠っている古い機械でも買取可能ですか?」
Q:大分県内でトマト農家を営んでいた両親が離農して、10年以上。父と母は家庭菜園程度に野菜づくりを楽しみながら、のんびりと老後の生活を楽しんでいました。ところが先日、父が亡くなり、母は大阪で暮らす私たち息子家族の家に引っ越してくることになったんです。引っ越しを機に、これまで倉庫に眠っていた農機具を処分したいのですが、古い機械でも買い取っていただけますか??
A:古い機械でも買取可能です!
セカンド・ツールでは、長いあいだ倉庫に眠っているような古い機械でも、高価買取させていただいています。
この方はトマト農家さんということで、小型のトラクターと耕運機、あと畝成型機が倉庫に眠っており、お見積もりさせていただきました。セカンド・ツールの店頭で、購入したものは必ず完売できるのが当店の強みなのですが、中でも需要の高い商品だったため、無事に高価買取させていただきました。
ただこの方の場合、ひとつ小さな問題がありました。ご両親が農家をリタイアしてしばらくたっていたため、トラクターのナンバープレート登録解除をしていないままだったんです。登録解除の手続きが必要だということを息子さんはご存知なかったので、査定の時、売却前に必要なことをご説明させていただいたところ、たいへん喜んでいただきました。
以前のブログでも【トラクターを売る前に準備しておきたいこと】というタイトルでご紹介していますので、農機具の売却を考えている方はぜひご覧ください。
【実例3】「機械の付属部品だけでも買取可能ですか?」
Q:ひとりっ子の私は、実家に近い町に嫁いでいます。夫は農業と無縁ですし、後継ぎがいないため7年前に実の両親は離農。そのとき、田植え機、コンバイン、トラクターを親戚の農家に譲渡しました。先日、両親ともに介護施設に入所することになったので、実家を片付けに帰郷したところ、倉庫からコンバインに取り付ける付属品だけが出てきたんです。部品だけでも買い取ってもらえるものでしょうか?
A:付属部品だけでも高価買取します!
それだけでは動かないトラクターのアタッチメントが、取り残されるように倉庫の奥から出て来た…。という例も、少なくありません。
「付属品だけあってもしょうがない」と、廃棄処分してしまいがちですが、「トラクターは動くけど付属品が壊れてしまって」という現役農家さんもいますから、付属品だけでも十分に価値があります!
この方のお宅には、土を耕すロータリーや、土をかき混ぜるプラウ、肥料をまくホッパが眠っていて、お見積もりさせていただきました。
ちなみに、倉庫だけではなくお家ごと片付けていらっしゃるということで、他にもお役に立てることがないかと思い、「農機具以外の道具も買い取りますよ」とお声がけしたところ、工具セットや発電機などもありまして、一緒に高価買取させていただきました!
「一気に片付いて助かりました!」とよろこんでいただけて、私たちもうれしかったです。
【実例2】もそうだったんですが、お引っ越しや遺品整理にともなう家の片付けをする際、セカンド・ツールは家1件まるごと査定し、買い取り可能なものをまとめて購入することが可能ですので、お気軽にお電話ください。
まとめ
両親が農業を営んでいながら、後を継がない場合。どうやって必要のなくなった機械を処分すればいいかわからず、それどころか農業や農機具の知識さえ乏しいという方は多いと思います。無理に継ぐのではなくて、継がずにきれいに終わらせるのも、選択肢の1つ。
そんなとき、農機具1つから、あるいはまとめてすべてでも、無料で高価買取の査定をさせていただきます。セカンド・ツールが高価買取できるのは、地元に根付いたお店だからこそ。農業がまだ盛んな地域に店を構え、買い取った農機具を店頭販売しており、「中古品を購入したい」というニーズに応えているからなのです!
ですから、ご両親が離農した場合、何もわからずお困りの場合はぜひご連絡ください!お困りごとの1つひとつを一緒に解決し、不要な機械は高価買取させていただきます。ご自宅に直接お伺いしますので、ぜひ、お電話お待ちしております。
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