2020.10.07 古墳時代から現代まで。日本の食を支える【農機具】2000年の歴史!
【2nd tool】ではさまざまな農機具を高価買取しています。買い取ったものは念入りにメンテナンスをして、店頭で販売もしています。店に並んでいる農機具を眺めていると、「どれも人間の手となり足となり、食料をつくるために活躍してきてくれたんだなあ」なんて、感慨深く思ったりするわけでして・・・。
先日も、そんなことをしみじみと思いながら、ふと思ったんです。「農機具っていつ頃からあるんだろう?!」と。
そして、調べてみました、日本の農機具の歴史!
今回は、そんな豆知識を皆さんにもお伝えしたいと思います!!
農機具のアナログ時代
日本で農業が始まったのは、稲作が始まった弥生時代だとか、それよりも早く縄文時代にはすでに豆や穀類が栽培されていたとも言われています。
どちらにせよ、動物や植物をとって食べる狩猟型ではなく、作物を育てる農耕型の暮らしをすることで、人間は安定的に食べ物を手に入れようとしたわけですね。食べ物を探すために移住しなくて良いので、定住もできるようになりました。
すでに弥生時代には、今と同じような田んぼの姿があり、【木製】の鋤(すき)や鍬(くわ)があったそうです。つまり、弥生時代の人々はすでに農具を使っていた、ということ! 木製のほか、鋭利な【石製】の道具も使われていました。
【古代〜戦国時代】鉄製の農具が生まれたのは古墳時代⁉
さらに時代は進み、古墳時代(3〜7世紀頃)の田んぼには動物の足跡が残っているとか。それは、牛や馬に頼った農作業が行われていた証です。
さらにこの時代、それまで石を磨いてつくっていた道具が、【鉄製】に変わりました。鉄の鎌や鉄の斧のほか、木製の農具をつくり出す道具としても鉄器は活用され、生産性も向上していったのです。
さらに鉄器は、水不足に備えたため池を掘るため、または水路の整備にまで用途が広がっていきました。
効率アップのため、そして次なる課題のために道具を生み出していたなんて・・・今も昔もモノづくりの基本は変わらないんだなあと思い知らされます!
【江戸時代】田んぼの規模も農機具の効率も大幅UP!
こうした道具の進歩があったおかげで田んぼは日本各地に増え、法律や税制の基にもなり、ときには争いのタネともなりながら…。
次に大きく農具が進化したのは、時がずーっと進んだ江戸時代のこと。この時代に大規模な新田開発が行われ、それに伴って農具も大きく進化しました。
中でも有名なのが、脱穀に使われた「千歯扱き(せんばこき)」。なんとこれは、作業を10倍も早めたというから驚きです。
ほかにも籾殻を取り除く「唐箕(とうみ)」など、古い道具が残った田舎の家や、歴史資料館などで見かける昔の農具は、この時代に誕生したものも多いようです。
【明治時代】道具がつくった!日本の美しい田んぼの姿
明治時代に入って、とても画期的な農具が生まれています。それは「田車(でんしゃ)」という除草具のこと。
「田車(でんしゃ)」とは、機具の先には30cmくらいの水車が付いていて、これで水田をかき回すと雑草が根こそぎ取れるというものなんですが
日本の田んぼには30cm間隔で均等に美しく稲が植えられていますが、それは、この田車を使うためだったのです!
「正条植え」と呼ぶこの植え方は、以後、日本のスタンダードとなりました。
エンジンを動力に、機械化されていく農機具
さて、明治時代には農業の世界にも外国のさまざまな文化が取り入れられるようになりました。
エジソンが電気を発明したのが1879(明治12)年のこと。それはあっという間に世界に広まっていくわけですが、それまで人や動物が動力となっていた農機具にも、電気の動力が使われるようになりました。
【大正時代】人間の労働力に代わる機械が必要に
この頃から、人力で動いていた農業機械が電気や石油を使った動力で動かされるようになっていきます。
それには、単なる生産効率UPという目標だけではなく、田畑を持っていない農村部の人が都会に流れたり、第一次世界大戦に男性が出兵したため、人手が足りなくなったりしたからだとか。
電力を使った農機具の発明は、日本を挙げての急務となっていったのです。
【昭和〜】動力による「耕うん機」がついに誕生
現在のような、エンジンを動力とする農機具が実用化されたのは、1933年(昭和8)年のこと。最初に登場したのは、田んぼを耕す「耕うん機」。
ところが、戦争が始まって石油不足に陥ったため、すぐに普及はしなかったそうです。しかも、最初に使われていたのはアメリカスイスからの輸入モノ。国産初の耕うん機は、セイレイ工業(現ヤンマーグループ)によってつくられています。
この新しい農機具の黎明期に創業したのが、現在もトップシェアを誇るヤンマー、ヰセキ、クボタなどの有名メーカー。この3社が中心となって、第二次世界大戦後から一気に農機具の動力化は進化していきます。
AIを搭載した新時代の農機具に期待!
泥だらけの水田でも力強く走るトラクターや、広大な敷地の稲刈りをラクにするコンバイン、田植え機などが次々に発明されたのはつい最近、1960年代のことでした。
それから現代に至る農機具の進化は、農業を効率的に行うためだけではなく、「労働力不足」という課題にも寄り添い続けることになります。
特に昨今は、60代でも“若手”と言われるほど農家は高齢化し、経験と技術のある人材は少なくなりつつあります。農家のニーズに寄り添いながら、こうした課題を解決すべく、農機具に求められているのはテクノロジーの進歩。この先はAIを搭載した無人トラクターがあちこちで見られるような時代が到来しそうです。
2nd toolでは、どんな農機具でも買取できます!
2000年近くに及ぶ農機具の歴史を、ざっくりと一気にお伝えしました。最後に【農機具の高価買取】をうたっている2nd toolが、「どの時代の農機具から買取ができるか」については
触れておかなければなりませんね!
さすがに「うちの納屋に江戸時代に使われていた木製の唐箕があるのよ」という「農具」のご相談は、古道具屋さんや資料館などにしていただいたほうがいいかもしれません(汗)。
しかし機械であれば、たとえ今現在動かなくても、どんなに古くても、買い取ることができます!
今動かなくても、部品を交換すれば使える場合や、部品だけを活用できることもあるかもしれないからです。まずは、お電話でご相談いただきたいと思います!
ただし、ひとつお伝えしておきたいのは、「年式が新しいものやメーター(稼働時間)が少ないものほど需要がある=高価買取できる」ということ。ご依頼の商品を誠実に査定させていただき、最大限の価値に変えさせていただきます!
まとめ
日本ではなんと古墳時代から農機具が使われていたという、驚くべき歴史がありました。その中で、木製から石製、鉄製、そして動力を用いた機械へと進化していきます。
しかし、動力による農機具が発達したのは、2000年の歴史の中のわずか50〜60年前からのこと。ヤンマー、ヰセキ、クボタを中心とした会社の技術が農業に革命をもたらしました。
それが今後、AIによる無人運転が可能になっていくことを考えると、急速にテクノロジーが発展していることがわかりますね。
そして、近年の農機具であれば、2nd toolではどんなものでも高価買取させていただきます! まずはお問い合わせお待ちしております!!
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